作例【Case # milk beige】

Goal
ブラックで染めた部分を可能な限り除去しながら、ダメージを最小限に抑えることがブリーチの目標。
そしてカラーは、過度にウォームに寄せず、
アッシュ感が出るようにデザインする。
@uahan_chan0
Before

◎ 毛髪の状態
・根元:約12cmの黒髪
・中間:黒染め履歴あり
・毛先:黒染め履歴あり
(6か月前に黒で染毛)
→ 幸い、ブリーチ毛の上に黒を入れたケースではなく、自然毛に黒染めをされたお客様であり、さらにパーマ履歴もないため、黒色素の除去に重点を置いて施術を進めた。
◎ 制限条件
・黒色素を除去する際、過度なダメージを出さないこと。
・同時に、髪の明度が必要以上に上がりすぎないこと。
・施術費用が限られているため、できるだけ一度で多くの色素を除去する必要がある
・施術工程:黒色素除去① → 黒色素除去②→ トーンアップおよび色素除去 → カラー施術
→ アッシュ感を表現できるよう、毛髪内部の黒色素を可能な限り除去しながら、ダメージは最小限に抑える必要がある。
◎ NG事項
・施術上の制限があるため、毛先にムラが残る可能性があることを事前にしっかり説明する。
・アッシュ系をご希望でも、残留色素がある場合は、ややウォームなニュアンスを加える必要があることを説明する。
・限られた回数の中で、できるだけ多くの色素を除去する必要がある。
→ 事前にイメージしてきた色味と、多少差が出る可能性があることを、理解していただくことが最も重要だと考える。
Considered|検討した選択肢
深く浸透したブラック色素を、
ダメージを抑えながら、
限られた回数の中で
どこまで多く除去できるかがポイント。

◎ A案|bブリーチ エフェクト ver.3 6%(1:2)で全体ブリーチ3回
・メリット
ダメージを最小限に抑えながら、安定したリフトアップが可能。
・デメリット
明度はかなり上がるが、色素が思ったほど除去できない可能性がある。
髪の長さがあるため、薬剤使用量が多くなると追加料金が発生する。
→ 予算に余裕があれば可能な方法だが、
今回は制限があり、ブリーチ後も残留色素が
濃い場合、追加ブリーチを重ねることが難しい可能性がある。
◎ B案|bブリーチ 12%オキシ2回+エフェクト6% 1回
・メリット
毛髪内部まで深く浸透するため、色素を多く除去できる可能性がある。
1回のブリーチでも高いリフトアップが可能。
・デメリット
発熱が強く、十分にコーミングしないとダメージが大きくなる。
常に状態を確認しながら、継続的にコーミング管理が必要。
→ 色素はよく抜ける可能性があるが、ダメージが最も大きくなる恐れがあり、
安定した仕上がりにならない可能性もある。
◎ C案|Cクレンザー12%×2回+bブリーチ エフェクト6%×1回
・メリット
安全性の高い色素除去剤に12%オキシを使用することで、毛髪内部の色素まで除去が可能。
色素を最大限取り除いた後、残留色素と明度をブリーチ剤でコントロールできるため、ダメージも最小限に抑えられる。
第1剤が比較的安全なため、長めの放置時間を取ることも可能。
・デメリット
明度は大幅には上がらない。
→ 毛髪内部に深く定着したブラック色素は色素除去剤で分解し、残った色素と明度はブリーチ剤で調整する設計のため、ダメージを最小限に抑えることができる。
Decision|この判断を選択した理由
今回はC案を選択しました。
まず、毛髪の明度を大幅に上げることよりも、
ブラック色素を可能な限り除去し、ダメージを最小限に抑えることを優先した設計です。
同じ施術回数で内部色素を
より除去できる12%を使用しましたが、
通常のブリーチではダメージが
大きくなるためCクレンザーを併用。
色素が十分に除去された段階で
bブリーチを用い、
不足した明度の調整と
残留色素の除去を行いました。
カラーについては、お客様はアッシュ系を
ご希望されていましたが、
ブラック除去後に
ウォーム寄りの色素が残る可能性が
あったため、
ベージュカラーにブラウンを
少量ブレンドし、ムラが目立ちすぎないよう
デザインしています。
◎ B案の実際の完成結果◎


◎BLACK OUT RECIPE◎
1回目:Cクレンザー 12% 1:1
2回目:Cクレンザー 12% 1:1
3回目:bブリーチ:Effect 3%
(0%:6% 1:1) 1:1
・カラー
throw ヒロインベージュ:メルティブラウン:酸化剤:シャンプー
1 : 30% : 1 : 1
※本レシピは再現を目的としたものではありません。※