Case #White Retouch

作例【Case # White RETOUCH】

Goal

長く伸びた新生毛部分をムラなくリタッチブリーチし、
白すぎる仕上がりは負担になるため、顔のパーソナルカラーに合うホワイトベージュを目標とする。

@uahan_chan0

Befor

◎ 毛髪の状態

・根元:約9cmの黒髪

・中間:ブロンド

・毛先:ブロンド

(4か月前に全体ブリーチ2回施術)

→ ダメージと明度差が大きいため、施術には注意が必要。

◎ 制限条件
・過度なダメージや“髪が溶ける”状態にならないこと。

・予算内で行う必要があるため、できるだけ一度で
完結させること

・施術工程:バージン毛の根元ブリーチ

→ 全体の黄味部分をつなげる

→ トーニングで仕上げ

→ ムラなく、制限時間内に仕上げつつ、

ダメージを十分配慮して施術する必要がある。

◎ NG事項
・黒い部分が長いため、できる限りムラなく均一に仕上げること。

・イエローブロンドが顔のパーソナルカラーに合わないため、黄味をしっかり除去すること

・髪質によって仕上がりが異なる可能性がある点を事前に説明しておくこと。

→ 長い根元ブリーチ時に起こりやすいムラや切れ毛について、お客様へ事前説明が必要。

Considered|検討した選択肢

根元のリタッチブリーチのパワーと、

全体をつなげる際に薬剤設定について検討した。

◎A案| ver4 6%オキシでリタッチ後、

全体をエフェクトver3 6%でつなぐ

メリット

素早くリフトアップできる。

デメリット

根元部分が明るくなりすぎる可能性がある。

バージン毛と既染部の間のムラをコントロールしにくい可能性がある。

→ 仕上がりは早いという利点はあるが、
 ダメージコントロールを重視すべき今回の施術には適していないと判断。

◎ B案|0%+6%を混合し3%を作り、

反応が弱い境界部分のみ6%でペーパー施術後、3%で全体をつなぐ

メリット

根元が明るくなりすぎない。

境界部分のダメージ負担が少ない。

デメリット

ペーパーを使用するため時間がかかる。

→ 髪のダメージや切れ毛を最小限に抑えることに重点を置いた施術設計であり、最も時間を要する方法。

◎ C案|0%+6%を混合して3%を作り、

反応が弱い境界部分を6%でペーパー施術後、6%で全体をつなぐ

メリット

頭皮付近が明るくなりすぎない。

境界部分のムラをしっかり補正できる。

B案よりも早く仕上げられる。

デメリット

毛先側のダメージはB案より出る可能性がある。

境界部分にホワイトバンドが生じる可能性がある。

→ A案よりも安定した施術が可能であり、

なおかつ比較的スピーディーに仕上げられる方法。

Decision|この判断を選択した理由

今回はB案を選択しました。

A案とC案はいずれも

「スピーディーに仕上げられる」
という点では良い選択肢でしたが、

根元ブリーチ施術中にやや発熱を感じたこと、そして時間内で十分対応できると判断した
ため、
より安定して仕上げられるB案を選択しました。

どの方法でも仕上がり自体は問題なく出せると
考えられますが、
お客様の毛髪状態と
ダメージ最小化の観点から見ると、

B案が最も毛髪への負担を抑え、
過度な損傷を防げる方法だと判断しました。

◎ B案の実際の完成結果◎

◎Retouch RECIPE◎

先塗布

 bブリーチ:Effect 0%:Effect 6% ver.4

1 : 0.5 : 0.5

後塗布(ペーパー)

 bブリーチ:Effect 6% ver.4

 1 : 1.5

全体つなぎ

 bブリーチ:Effect 0%:Effect 6% ver.

 1 : 1 : 1

トーニング

 フィオレシャンプー ベージュ:パープル

 1 : 1

※本レシピは再現を目的としたものではありません。※

この記事を書いた人

chanyoung chanyoung 毛髪科学×精密カラー設計デザイナー

ブリーチの化学反応と毛髪科学をベースに、精密な毛髪診断からカラー設計までを一貫して行う。気化・残留成分・損傷度を細かく分析し、再現性の高い安定したカラーを実現。色落ち、ホワイトバンディング、過損傷、薬剤が反応しにくい毛髪など他店で難しいケースの解決に強い。

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