Case #WHITE PINK

作例【Case #WHITE PINK】

Goal

ロングリタッチによって不均一になった。

ベースを、無理に削るのではなく、今後もハイトーンを継続できる状態へ整えることを目指した。

一度の施術で完璧を作るのではなく、今後のリタッチが成立する状態に戻すことを優先している。

@lion.jjj8715

Before

◎ 髪の状態

・根本 約6センチの黒髪

・中間 毛先 ホワイト(ブリーチ2回履歴)

→ 根元と毛先の明度差がはっきりしており、かなりリタッチ幅が広く、繋ぎ目がチグハグに伸びていて危険

◎ 制限条件

・施術時間は4時間以内で仕上げたい

・工程は黒い部分をブリーチリタッチで、

整えつつ中間部分も明るくしたい

→ 新たなダメージを増やす工程は、ロングヘアーを目指している為避けたい

◎ NG事項

・髪を伸ばしているため、

仕上がりよりも「今後の状態維持」を優先したい

・ロングリタッチなので千切れるリスクがあることも事前に説明する

→ 無理な期待を作らないことも、今回のデザイン設計の一部。

Considered|検討した選択肢

ベースを整えるためのブリーチ設計において、

どの方法で安全に18レベルへ繋げるかを検討した。

◎ A案|パワーの強いブリーチを6%:0%で塗布

・メリット

リフトが早く、繋ぎ目部分を短時間で整えることができる。

・デメリット

細毛かつ生え癖のある髪質のため、過剰な反応が起きやすく、既ブリーチ部分への負担が大きくなる可能性がある。

→ スピードは出せるが、今回の髪質にはリスクが高い選択。

◎ B案|安定したブリーチ剤でゆっくりリフト

メリット

反応を段階的に進められるため、施術ミスが起きにくく、途中での調整やリカバリーがしやすい。

・デメリット

18レベルへ到達するまでに時間がかかる。

→ 安全性は高いが、時間とのバランスが課題になる。

◎ C案|ブリーチ剤を固定し、OXY比率で調整

・メリット

同一のブリーチ剤を使用することで反応が読みやすく、OXYの強さと比率でコントロールできるため負担を抑えながら調整できる。

・デメリット

OXY設定の精度が求められ、施術者の経験値に依存する部分が大きい。

→ 成立すれば最もバランスが良いが、読みの精度が必要。

Decision|なぜこの判断を選んだか

今回は
C案
(ブリーチ剤を固定し、OXY比率で調整する設計)

を選択した。

A案のようにパワーの強いブリーチで
一気にリフトする方法は、

スピードという点では有効だが、

細毛かつ癖のある髪質では反応が過剰に
なりやすく、既ブリーチ部分への負担が大きい。

B案の安定したブリーチで
ゆっくりリフトする方法は、

安全性は高いものの、
18レベルへ繋げるまでに時間がかかり、

ロングリタッチの修正としては現実的ではない可能性がある。

今回は、安全性と精度のバランスを最も
取れる方法として、
ブリーチ剤を固定し、
OXYの強さと比率でコントロールする設計を
選択した。

同一の薬剤を使用することで
反応を読みやすくし、
必要な部分だけを
段階的にリフトすることで、

既ブリーチ部分への負担を最小限に抑える。

ロングリタッチの修正において重要なのは、
一度で完璧に整えることではなく、

今後も安全にハイトーンを継続できる状態を作ること。

その前提に最も適した方法だと判断した。

C案 ブリーチレシピ

仮塗り

1剤 アクセス 単品 2剤  
BC6%(ver4):0% 3:1 1剤の1.5倍

本塗り

1剤 アクセス 単品
2剤 BC6%(ver3) 1剤の1.5倍

◎C案の実際の仕上がり◎

◎WHITE COLOR RECIPE◎

クリア:スモーキーピンク9 :ファーシーピンク9

アメジスト13:オレンジ12:塩基ピンク10%

1:1:1:10%:10%:10%

OXY 0%:BC6%(ver4):リキッドOXY3%:キレートシャンプー

1:1:1:20% (1剤の3場合)

クリア (フィヨーレ)

スモーキーピンク(kiratera)

ファンシーピンク(kiratera)

アメジスト(アディクシー)

オレンジ(アジアン)

塩基ピンク(kiratera)

OXY ALL drive blue

※このレシピは再現を目的とした物ではありません※

この記事を書いた人

Jun Jun Jun Jun 次世代型サロンオーナー

20代Z世代をメインターゲットに据えた次世代型サロン『sai』を立ち上げ、サロン平均客単価20,000円以上を実現。最大の強みは『継続可能なハイトーン』を成立させるブリーチ理論。ダメージ設計・複雑履歴対応・次回を見据えたカラー設計まで含めた再現性の高い技術に定評がある。

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