作例【Case #WHITE SILVER】

Goal
ブリーチリタッチのみでホワイトシルバーへ。
今後もハイトーンを継続できる状態へ整えることを目指した。
リタッチの精度を上げて安全にお客様が、
ハイトーンでロングを目指すことのできる選択肢を選んだ。
@lion.jjj8715
Before

◎ 髪の状態
・根本 約3センチの黒髪
・中間 毛先 ホワイト(ブリーチ2回履歴)
→ リタッチ部分が少し伸びている状態で、
18レベルの毛先との明度差がある。
◎ 制限条件
・リタッチブリーチのみで綺麗に繋がることを目標に。
・工程は黒い部分をブリーチリタッチで頭皮につかないようにリタッチ塗布する。
→ 新たなダメージを増やす工程はロングヘアーを目指している為避けたい。
◎ NG事項
・髪を伸ばしているため、仕上がりよりも
「今後の状態維持」を優先したい。
・髪の毛の量が多く、繋ぎ目もチグハグのため、千切れるリスクがあることも事前に説明する。
→ 無理な期待を作らないことも、今回のデザイン設計の一部。
Considered|検討した選択肢
中間〜毛先にわずかに残るオレンジ味を
踏まえ、
どのシルバー設計が
最も自然に成立するかを検討した。


◎ A案|少し暗めのシルバーを提案
・メリット
トーンを落とすことでオレンジ残留を抑えやすく、
全体を均一に見せることができる。
退色過程も安定しやすく、失敗が少ない選択肢。
・デメリット
透明感や軽さが損なわれやすく、狙っている。
“薄いシルバー”とは質感が変わる可能性がある。
暗さによって重たい印象になりやすい。
→ 安全性は高いが、今回求めている繊細なシルバーの質感からは少し離れる。
◎ B案|安定したシルバーのカラー剤に補色の紫を混ぜたシンプル選定
・メリット
紫を補色として加えることで、黄ばみを確実に抑え、均一なシルバーを作りやすい。
再現性が高く、誰が施術しても近い結果を出しやすい。
・デメリット
補色の影響が強く出ると、パープル寄りのシルバーになりやすく、肌のトーンや雰囲気とズレる可能性がある。
時間経過で紫味が抜けると単調な退色になりやすい。
→ 技術的には安定しているが、ニュアンスの部分が弱くなる選択肢。
◎ C案|中間・毛先のオレンジ残留に合わせた青みシルバーを提案
・メリット
オレンジの補色である青を基調にすることで、
残留色を無理なく打ち消しながら、透明感の
あるシルバーを作ることができる。
ベースの状態に合わせた調整が可能なため、退色過程にも奥行きが出る。
・デメリット
ベースの見極めを誤ると青が強く出過ぎたり、濁った印象になるリスクがある。
施術者の判断力と経験が求められる。
→ 成立すれば最も自然で完成度が高い提案。
Decision|最終的にB案を選択
中間〜毛先にわずかに残るオレンジ味は
確認できるが、
極端なムラではなく、
全体としてはシルバーに寄せられる
ベース状態だった。
そのため今回は過度に青へ寄せて
補正するのではなく、
安定したシルバーを軸に
紫で微調整するシンプルな選定を採用した。
■ 選択理由
青で強く打ち消す方法(C案)は
成立すれば美しいが、濁りや過補正の
リスクが伴う。
今回のベースは、そこまで強い補正を必要と
しない状態だったため、
安定性と質感の
バランスを優先した。
紫を少量加えることで、黄ばみを抑えながら
透明感を維持し、
過度な寒色に振れない
“自然なシルバー”を狙った。
■ 狙い
・シルバーの透明感を損なわない
・退色が単調にならない
・モデルの雰囲気とのズレを防ぐ
・ベースの状態に対して過剰な処理をしない
■ この選択の本質
「強く消す」のではなく「自然に整える」
ベースがある程度整っている場合。
最も美しく見えるのは、
最小限の補正で成立させる設計。
◎C案の実際の仕上がり◎



◎WHITE SILVER COLOR RECIPE◎
S-SILVER: J-WHITE:6/11:6/88
1:1:20%:10%
OXY 0%:BC6%(VER4)
1:1 (1剤の2倍)
シャイニングシルバー(kiratera)
ジルホワイト(kiratera)
6/11 (ソフタッチ)
6/88(ソフタッチ)
OXY ALL drive blue
※このレシピは再現を目的とした物ではありません※