作例【Case #BLUE silver】


Goal
7ヶ月振りのご来店。
ロングリタッチからの
寒色系ハイトーンレシピ
@naoki70tora
Before

◎ 髪の状態
・根本 約7センチの黒髪
・中間 毛先 18LV(ブリーチ2回履歴)
→ 根元と毛先の明度差がはっきりしており、
リタッチ幅が広く、繋ぎ目が危険。
◎ 制限条件
・工程は黒い部分のリタッチのみで根元と毛先の明るさを揃える。
◎ NG事項
・無理な施術による切れ毛よりも
「今後の状態維持」を優先
→ 無理な期待を作らないことも、
今回のデザイン設計の一部。

Considered|検討した選択肢
リタッチでベースを整えた後、
どの方法でブルーシルバーを成立させるかを
検討した。
今回の目的は、単純に青くすることではなく、
時間の経過とともに表情が変わる。
“奥行きのあるブルーシルバー”を作ること。
そのため、仕上がりの色だけでなく
退色過程・質感・モデルの空気感との一致を
含めて
選択肢を設計した。
◎ A案|高彩度バイオレット均一化
+ 黄ばみ補正・完成度安定
- 退色が単調/色味が強く出る。
→ 今回の余白感とは少し違う
◎ B案|グレー寄りで沈ませる
+ ムラが馴染み安定感あり
- 軽さと透明感が弱くなる
→ 安全だが空気感が重くなる。
◎ C案|グレー味に青の濁りを入れて
色味を出し過ぎない
+ 奥行きと退色の表情が出る
- ムラに見えるリスクあり
→ 成立すれば一番自然
Decision|なぜこの判断を選んだか
Selected|選択した理由
今回は C案
「グレー味に少し青の色味を入れて
“色味を強調し過ぎない”」
方法を選択した。
ブルーシルバーは、
均一に整えれば整えるほど
無機質で単調な色になりやすい。
今回のモデルの持つ空気感や質感を考えた時、
必要だったのは
“完成された色”ではなく
動きや光によって表情が変わる
余白のある色だった。
そのため、
あえて青の純度を下げ、
わずかに濁りを含ませることで
色が一方向に揃いすぎない設計にした。
揃えないことで
一見すると不均一に見える可能性はあるが、
光の当たり方や時間の経過によって
色の層が浮かび上がり、
奥行きのあるブルーシルバーとして成立する。
均一な美しさではなく、
リアルな存在感としての美しさを
優先した結果、この選択が最も適していると
判断した。
◎C案の実際の仕上がり◎


◎BLUE silver RECIPE◎
CL:( SIL9:GP9) :マリンブルー2:1(1:1):10%
OXY 6%:キレートシャンプー1:1(カラー剤に対して2倍)
クリア (フィヨーレ)
9シルバー(アディクシー)
9グレーパール(アディクシー)
マリンブルー(タマリス)
OXY 6%(フィヨーレ)
キレートシャンプー(effect bleach)
※このレシピは再現を目的とした物ではありません※