Case #Long Retouch

作例【Case #Long Retouch】

Goal

18レベルの毛先に無理なく繋げる為のブリーチリタッチ設計。

選択肢は複数あるが、今回は攻めるより安全性と再現性を担保できる方法を優先している。

@lion.jjj8715

Befor

③ Context(ブリーチリタッチ編)

Context|髪の状態 / 制限 / 条件

◎ 髪の状態

・根本 約5cm(黒髪)

・中間〜毛先



18レベルまで到達しているブリーチ毛

(ロングリタッチにより繋ぎ目が不均一な状態)

※ ブリーチ4〜5回+複数回のカラー履歴

→ 黒髪からブリーチ部分までの距離が長く、

繋ぎ目部分が最もリスクの高い状態。

◎ 制限条件

・最終的にはホワイトにしたい

・今後もハイトーンを継続したい

・黒髪部分を安全に18レベルへ到達させたい

→ 根元の黒髪を無理なく18レベルへ繋げるため、

ブリーチ剤とOXYの選定が重要になる。

◎ NG事項(設計上の注意点)

・ロングリタッチは施術上のリスクが高いことを事前に共有する

・ロングリタッチを繰り返すと
毛髪への負担が
大きくなるため、
来店周期を守っていただくことを前提とする

→ 無理な期待を作らないことも、

担当スタイリストとしての説明責任。

CONSIDERED|ブリーチリタッチ設計で検討した選択肢

根本5CMの黒髪を既に18レベルまで到達している
毛先に安全に繋げるため、薬剤とOXYの設計方法に
ついて複数の選択肢を検討した。

◎ A案|ブリーチ剤は変えず、OXYの割合のみで調整する

・メリット

同一のブリーチ剤を使用するため反応が読みやすく、
OXYのパワー調整だけでコントロールできるため
設計がシンプル。

・デメリット

ブリーチ剤の選定を誤った場合や、

繋ぎ目部分でオーバーラップが起きた場合、

ダメージリスクが高くなる。

→ 施術者の経験値と塗布精度が強く求められる設計。

◎ B案|仮塗りを弱い設定で行い、反応を見て本塗りを調整する

・メリット

弱い設定で反応を確認してから本塗りを調整できるため、安全に施術を進めやすい。

・デメリット

工程が増えるため、お客様の滞在時間が長くなる。

→ 安全性は高いが、時間的負担が大きくなる設計。

◎ C案|仮塗りも本塗りも同一薬剤でスピード重視で進める

・メリット

根元のリフトを最短時間で上げることができる。

・デメリット

既に18レベルに到達している繋ぎ目部分へのダメージリスクが高く、切れ毛・断毛の可能性がある。

→ 時間効率は良いが、リスクが大きい設計。

Decision|なぜこの判断を選んだか

今回は B案を選択した

今回は **B案(仮塗りを弱い設定で行い、反応を見て本塗りを調整する設計)**を選択した。

A案のようにOXYのみで調整する方法は、

設計としてはシンプルで読みやすい。

ただ、ロングリタッチという条件では

繋ぎ目部分のリスクが常に付きまとう。

C案のスピード重視設計は、

時間効率という点では魅力的だが、

既に18レベルに到達している部分への
負担が大きく、
今後ハイトーンを
継続する前提とは相性が良くない。

今回は「今日の仕上がり」よりも、

今後も安全にハイトーンを続けられる
土台を作ることを優先した。

仮塗りを弱くスタートし、

反応を確認しながら本塗りを調整することで、

リスクを最小限に抑えつつ、
確実に18レベルへ繋げる設計を選択している。

時間はかかる。

ただ、ロングリタッチにおいては

スピードよりも精度の方が重要だと判断した。

◎B案の実際の仕上がり◎

◎仮塗り◎

1剤 アクセスフリー:フィヨーレハイブリーチ:ファイバークレイ

1:1:20%

OXY BC6%(ver.4):0%

3:1で1剤に対して2倍

◎本塗り◎

1剤 アクセスフリー:フィヨーレハイブリーチ

1:1

OXY BC6%(ver.4)

1剤に対して1.5倍

※仮塗り、本塗り共にバタフライエフェクトクレイを総量の10%入れます※

アクセスフリー(ナプラ)

フィヨーレハイブリーチ(フィヨーレ)

ファイバークレイ(シュワルツコフ)

OXY 0%(effect bleach)

OXY 6%ver4(effect bleach)

バタフライエフェクトクレイ(effect bleach)

※このレシピは再現を目的とした物ではありません※

この記事を書いた人

Jun Jun Jun Jun 次世代型サロンオーナー

20代Z世代をメインターゲットに据えた次世代型サロン『sai』を立ち上げ、サロン平均客単価20,000円以上を実現。最大の強みは『継続可能なハイトーン』を成立させるブリーチ理論。ダメージ設計・複雑履歴対応・次回を見据えたカラー設計まで含めた再現性の高い技術に定評がある。

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